ファーウェイ問題について<その4>

セキュリティー

ここのところ隣国である日韓関係が悪化し続けている。報道はほとんどこの話題で持ち切りだが、

ファーウェイ問題はあまりマスコミにでてこなくなった。これはトランプ大統領が「ファーウェイへ制裁を一部緩和」という報道があることも後押ししていると思われる。

しかし中国には「中国2025」=中国製造2025(2015年6月発表)というポリシーがある。これは消えているわけではないので、焦りもあることとも事実でとくに次世代通信システム5Gと「中国2025」と考えるとファーウェイは絶対に外せないだろう。

トランプ大統領も「制裁緩和したといっても一部とは「安全保障上の影響がない一部の半導体にとどまるという見通し」(CNBC)ということであるので、実質5Gにかかわる通信部分(トランスミッター、制御部分)はまだまだ制裁しているとみてよい。と思う。

 

 ここで忘れてならないは中国は共産思想を捨てておらず、世界制覇のためならなんでもOK(例えばスパイ行為、先のサイバー攻撃=違法に機密情報を盗む、[中国覇権主義] =東シナ海防空識別圏を設定、=南シナ海などの強引な海洋進出。

尖閣諸島問題もそうである。報道は活発ではないがこれらは今も現在進行形であるという点は忘れてはいけない。と思う。

 

話は戻るが、商務省の報道官は「現在すべてのライセンスの審査と、何が米国の国家安全保障上の利益になるかの判断を行っているところだ」と答えた。 (7月14日付け)ということはどれだけ審査しているかわからないが、あたらめてスパイウェアが見つかるかもしれない。ここで「スパイウェア」とはいろいろなサイトで検索すると意味がでてくるので詳しいことは割愛するが、基本はソフトウェアである。=あとから追加されたものと見がちだが、

最近のIntelのCPUに脆弱性発見された報道は最近あり、大きな話題になった。

Intel製CPUに見つかった新たな脆弱性「SPOILER」はまたもシリコンレベルでの再設計による修正が必要(GIGAZINE)

ここにあるようにこれはどちらかというとハードウェアに属し、ソフトウェアでは修正不可、シリコンレベル=製造上の欠陥で、一から作り直ししかないという意味である。

このさらに驚くのはIntelの欠陥は第一世代CPU(2008年)から全て存在しているという指摘である。
※AMDなどのCPUは対象外

ファーウェイ社にはこのような事例が当てはまらないだろうか?つまり製造レベルでスパイウェアを仕掛けることが十分可能。すぐには判明しない。

以前の報道でも「余計なものが見つかった」とあったように必ずどこかではっきりとしたものが見つかるだろう。

まだまだ解析中であり困難なものであるが今後の動きに期待したい。

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